【お蕎麦やさん】 美津田@亀戸四丁目バス停前

 遠巻きに見たところ普通の町のお蕎麦屋さんでしたが、近づくに連れ『石臼』、『二八』、『手打ち』などの文字が目に入りましたので寄ってみました。今日のお蕎麦は北海道は池田産ということです。

 店内の造りはこじんまりとしたお店で、何の変哲も無い、といったところです。周囲の蕎麦屋がこぞって定休日の今日でも先客は1名のお昼時、板場に一番近い席に座ってやりますと。

『!』

 しかし、今時なんて頑固そうな親父でしょうね。体は向かって右を向き、付いた右腕越しに斜に構えた親父の目が、わたしを観察しています。こえ~・・・。しかし、こちらもそれなりの構えで、睨みを利かせて返してやります。
『こいつ、うるさそうだな』
くらいは思わせてやれたでしょうか。年季の入った蕎麦職人と百戦錬磨の貧乏サラリーマンの真剣勝負です。そこ!わたしにクレしんのお父さんをイメージしないように。
 
「せいろ。1枚お願いします。」

「は~い。せいろ1枚です~。」

「はいよ。せいろ1まーい。」

 奥様の掛け声が通る店内。返事をした割に親父は動きません。おっと気付きませんでした。その奥にいた息子さんでしょうか。若いのが蕎麦を掴みました。なんだ、大将がやるんじゃないのか。その、ちょっと優しそうな彼は普段から親父に仕込まれて大変でしょうな。しかし今の時代には羨ましい関係であります。

e0164825_1254917.jpg


せいろ600円 

 お店の入り口には、電動の石臼があり、打ち場こそ見えませんが、出されたお蕎麦から看板に間違いは無いでしょう。この目ヂカラの親父と対峙しながら写真を撮るのも大変でしたが、やや黒めのお蕎麦は挽きぐるみで少々の星を連れています。包丁は、ん~、ズバリ乱雑なほうです。果たしてこれは大将の作品か、あるいは若造のものか・・・
 コシが強い蕎麦、というよりは太いところが湯がききれていない感じでしょうか。二八にしてはもっさりした印象もあり、ややばらつきを感じます。よく噛んでいますと蕎麦の香りが野性味っぽく上がります。喉越しの香りもいいほうではないでしょうか。つか、いいです。綺麗に整えたらいいお蕎麦です。もり汁が甘いと思うのは好みの問題でしょうか。
 そう。菊正があって、ふ~ん。菊水の純米ね。あとは久保田の3段構え。ウルトラCは無いですが、こんな小さな昔からのお店でも、国産の立派なそば粉を使っていいものを出そうとして頑張っています。そして、親から子への伝承。このあたりも名のあるお店が点在していますが、ぜひ応援したくなるお店です。そんなことを思いながら啜るそば湯は、ほんの少しだけ白く濁っておりました。

 

にほんブログ村 グルメブログ そば・うどんへ
亀戸/美津田
東京都江東区亀戸4-22-1
TEL 03-3684-8561
営業時間 11:00~20:00
[PR]

by zacho_7henge | 2011-11-17 23:25 | 今日の蕎麦屋 | Trackback | Comments(0)  

トラックバックURL : http://zacho7.exblog.jp/tb/17294461
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

<< 【蕎麦屋】 上野藪そば@台東区... カレーハウス CoCo壱番屋@... >>